ニュース 家電 作成日:2012年8月14日_記事番号:T00038791
デジタルカメラ受託生産大手、佳能企業(アビリティ・エンタープライズ)と華晶科技(アルテック)の第3四半期出荷量がともに減少している。背景にはスマートフォンへの高画素デジカメ搭載による影響でコンパクトデジカメ市場が世界的に縮小していることなどがあり、今後も佳能とアルテックの出荷が上向く可能性は低いとみられることから、両社は自動車や医療分野などにおける新事業の開拓が急務となっている。14日付電子時報が報じた。
台湾のデジカメ受託メーカーは例年、8〜11月が出荷のピークとなってきたが、世界のデジカメ市場が飽和状態にあること、およびスマートフォンによる圧迫により、デジカメブランドが利益率の高い一眼レフデジカメやミラーレスデジカメに注力していることもあって、コンパクトデジカメを生産する台湾受託メーカーの受注に影響が出ている。
このため7月の売上高は、佳能が前月比3.4%減の31億5,500万台湾元(約83億円)、アルテック(連結)は前月比15.4%減、前年同月比10.5%減の20億200万元となった。
こうした状況を受けて佳能は、高画素レンズや携帯電話用デジカメモジュールに、アルテックは工業、医療分野での新事業に注力し、売上構成比を拡大している。
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