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モトローラが製品ライン調整、台湾関連メーカーに打撃も


ニュース 電子 作成日:2012年8月14日_記事番号:T00038792

モトローラが製品ライン調整、台湾関連メーカーに打撃も

 米携帯電話大手、モトローラ・モビリティは米インターネット検索最大手、グーグルによる買収に伴い、アップルのiPhoneに対抗するためのハイエンド機種とローエンド機種に集中し、機種数を絞り込む戦略に転換する方針だ。ハイエンド機種の開発は米国の研究開発(R&D)チームが行うため、台湾の受託メーカーが手がけるのはローエンド機種の開発・生産のみで、さらにモトローラは提携先を大幅に縮小して、1社当たりの調達量を拡大する方針を取っており、提携関係が切れる一部台湾メーカーは大きなダメージが予想される。14日付電子時報が報じた。

 ある台湾メーカーによると、モトローラは2011年、30〜40機種を発売し、チップから組み立てまで数多くのサプライヤーを抱えていた。しかしここ数年、同社は出荷量が縮小したにもかかわらず、部品調達先が分散していたことでコストの有効な引き下げが図れなかった。このため今年から、調達先を「少数の大規模メーカー」に絞り込む戦略を採っている。

 なお電子時報は、モトローラが今後も提携を維持するのは鴻海科技集団(フォックスコン)および華宝通訊(コンパル・コミュニケーションズ)となる可能性が高いと指摘している。