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サムスンとオスラムが和解か、台湾LED業界に打撃も【表】


ニュース 電子 作成日:2012年8月14日_記事番号:T00038795

サムスンとオスラムが和解か、台湾LED業界に打撃も【表】

 14日付工商時報が外電の報道を基に伝えたところによると、韓国サムスン電子と発光ダイオード(LED)照明大手の独オスラムが争っていたLED関連の核心技術に関する特許紛争で、このほど双方が和解の合意に達したもようだ。これにより、サムスンの提携パートナーの東貝光電科技(ユニティ・オプト・テクノロジー)、璨円光電(フォルモサ・エピタキシー)、晶元光電(エピスター)、およびオスラムの生産委託先、隆達電子(レクスター・エレクトロニクス)といった台湾メーカーは、受注に影響が出る可能性があるとして警戒感を強めている。

 業界関係者によると、サムスンとオスラムが和解したことによる影響は、サムスンからLEDパッケージング(封止)を請け負うメーカーで早ければ第4四半期、オスラムのサプライチェーンには来年の受注量で顕在化する見通しだ。

 これに対し、エピスターは短期的にみてサムスンが生産の委託発注を中止し、自社製品を採用する可能性は高くないと指摘。一方、レクスターについて市場では、今回の和解により、同社がオスラムから請け負っている受託生産をサムスンに奪われる可能性があるとの見方が出ているが、レクスターは「現時点で顧客から連絡はなく、短期内に影響はない」とコメントしている。