ニュース 社会 作成日:2012年8月15日_記事番号:T00038803
尖閣諸島(沖縄県石垣市、台湾名・釣魚台列嶼)に上陸を試みるため、領有権を主張する中国、香港、台湾の活動家らを乗せた船舶「啓豊2号」が12日に香港を出港し、14日に水を補給するため、台中港への入港を希望したが、行政院海岸巡防署(海上保安庁に相当)は「入港申請がなかった」として、同船を強制的に退去させた。15日付聯合報などが伝えた。
尖閣諸島に接近した啓豊2号(中央社)
台湾政府は、日本政府が国会議員による尖閣諸島への上陸申請を認めなかったことも念頭に置きながら、冷静に対処したとみられる。台湾総統府の范姜泰基報道官は「各方面が自制し、対立をエスカレートさせないようにすべきだ。関係国が紛争を棚上げし、平和的な方式で問題を解決することを望む」と述べた。
一方、台湾の活動団体「中華保釣協会」は、啓豊2号への物資補給を行うため、宜蘭県の漁港から漁船2隻で出港する予定だったが、船主に拒否され出港できなかった。保釣協会は海岸巡防署による圧力があったと主張したが、同署は否定した。
なお、香港の「保釣行動委員会」によると、啓豊2号は午後2時に魚釣島から27キロメートルの接続水域に入り、海上保安庁の巡視船とヘリコプターによる監視を受けている。巡視船は日本語と中国語で警告を呼びかけているという。
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