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トヨタのショールーム、全面改装へ


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2012年8月15日_記事番号:T00038823

トヨタのショールーム、全面改装へ

 トヨタ自動車の台湾総代理店、和泰汽車は14日、「トヨタ」「レクサス」両ブランドのショールーム約140拠点の改装などに今後3年で80億台湾元(約210億円)以上を投じると発表した。設立60年余りで最大規模の投資計画だ。現在34%の市場シェアを一挙に40%まで引き上げ、競合他社を圧倒的にリードする構えだ。15日付蘋果日報などが報じた。


和泰は「すべて計画通り」と、今年の市場シェア34%に自信を見せた(14日=中央社)

 「トヨタ」ブランドの110拠点には50億元以上を投じる予定だ。「レクサス」18拠点は改装のほか、台北市南港区、桃園県中レキ市(レキは土へんに歴)、苗栗県、台中市、高雄市などに出店し、25~26拠点に増やす計画だ。投資額は30億元で、2014年までに完了予定だ。

 改装を決めたのは、相次ぐ新車投入でトヨタ、レクサス車の台湾での保有台数が現在の110万台から3年で145万台以上に急増すると見込んでいるためだ。

 全面改装は10年ぶりで、前回03年は25億元を投じた。

新装1店目、土城にオープン

 蘇純興・和泰総経理は、3回目となる今回の改装は販売、アフターサービスともに重視し、広さは2倍になると説明した。

 14日にオープンした新装1店目となる新北市土城営業所は敷地面積 1,500坪、延床面積5,000坪以上だ。

 このほか、環境保護の法規対応の板金塗装業務を集中して行うため、大型センターを6カ所に設置する計画だ。投資額は15億元を予定している。

「買い替え需要に変化なし」

 蘇総経理は、今年の台湾自動車市場規模は36万台と、予測を変えていない。中長期で見ると、40万台まで回復すると見通しを示した。

 内外の経済情勢が先行き不透明で、台湾の自動車業界でも悲観的な見方が一般的だが、「10年ごとの買い替え需要は変わらず、市況はそれほど悪くない」と強調した。