ニュース 食品 作成日:2012年8月16日_記事番号:T00038835
ニュージーランド乳業大手フォンテラの台湾支店の営業担当者が賞味期限の切れた家畜飼料用の粉乳を食品・飲料メーカーに不正に転売していたことが分かり、台南地方法院検察署は14日、関係先を一斉に捜索するとともに、関係者6人を立件した。購入したメーカーは問題の粉乳から羊乳、牛乳、乳飲料、児童用粉ミルクなど「人間用」の製品を生産し、約10トンを台湾全土のファストフード店に出荷したとみられる。16日付中国時報が伝えた。
台南市衛生局は16日早朝から朝食販売店などへの調査に乗り出した(16日=中央社)
問題の粉乳は最終的に冠欣食品工業(台南市)、亜世佳食品(アスカー・フードスタッフ、雲林県)に転売された。
調べによると、フォンテラの営業担当者は、賞味期限が切れ、通常は家畜飼料用に回される「非食用」と表示された粉乳を通常の粉乳の半額から3分の1の価格で処分していた。
冠欣食品は「現在司法による捜査中だ。報道内容は事実とは異なる。情報の整理に努めており、消費者に明確な説明を行いたい」とコメントした。今後は転売先業者も問題の粉乳が非食用であることを認識していたかどうかが捜査の焦点となる見通しだ。
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