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謝長廷氏が李遠哲元院長を訪問、成果は空振り


ニュース 政治 作成日:2007年11月22日_記事番号:T00003888

謝長廷氏が李遠哲元院長を訪問、成果は空振り


 民進党の総統選挙候補者である謝長廷氏は21日、中央研究院の李遠哲元院長を訪問した。李氏はノーベル化学賞の受賞者で、2000年の総統選挙の投票日の前日、有権者に陳水扁候補(当時)への投票を呼び掛けて、総統当選に大きな役割を果たしたと認識されているが、同日は謝氏との共同記者会見を拒否し、政治離れを見せつけた。

 謝氏によると両者は1時間にわたって会談を行ったが、選挙の話はせず、李氏は「台湾にとってバイオ新薬の開発能力が将来の競争力の鍵」「エネルギーの大量使用者に対し課税を重くすべき」などの提案を行ったという。 

 李氏は04年に、政府の中台関係の改善・安定を目指す推進グループの責任者に就任するなどしていたが、最近は政治から離れていた。周囲によると、今回の総統選挙でも与野党どちらの候補に対しても支持を表明する考えはないという。台湾メディアも「民進党の悪政によって声望に傷がついた」(21日付聯合晩報)など、「過去の人」として扱っているようだ。