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台南にレーザー産業園区、経済部技術処が計画


ニュース その他製造 作成日:2012年8月20日_記事番号:T00038892

台南にレーザー産業園区、経済部技術処が計画

 経済部技術処は台南市にレーザー光線技術の応用、育成を図り、産業の集積を目指す専門園区の設置を計画している。2016年までに10件の産業を育成し、年産額を200億台湾元(約530億円)、産業付加価値率を23%に高めることを目標とする。20日付工商時報が報じた。

 林全能・技術処長は、「レーザー技術は溶接、切断、穴あけ、医療手術、スキャン、投影など応用分野が非常に広く、さらに精密機械との関係も深い」と語り、米国やドイツを参考に産業集積を図る考えを示した。

 技術処はレーザー産業園区について、台南市六甲区の工業技術研究院(工研院)南分院を拠点とし、10ヘクタール未満の土地にイノベーション・応用促進園区を設置、企業を誘致を図る。

 また林・技術処長によると、現在台湾にはレーザー技術の応用に関連するメーカーが、鉄鋼製品の切断技術、切断装置を主として約25社あるが、年間売上高は大部分が2億元に満たない。ただ、既に産業のひな形はできていることから、今後は工研院が不足する技術の開発を行うなど政策的な支援を行いサプライチェーンを拡大したい方針だ。