ニュース 電子 作成日:2012年8月20日_記事番号:T00038898
台湾積体電路製造(TSMC)は、28ナノメートル製造プロセスによる生産能力が順調に伸び、現在、第2四半期に比べ4倍に拡大している。20日付工商時報が伝えた。
TSMCは今年上半期の設備投資36億米ドルを主に28ナノプロセスによる増産に充てた。通年での設備投資計画(80億~85億米ドル)に変更はなく、下半期にも50億米ドルの投資を見込んでいる。同プロセスによる生産能力は増加を続けており、第4四半期には生産能力の不足が解消される見通しだ。
半導体設備業界によると、半年間の調整を経て、28ナノプロセスによる歩留まりが80%以上に向上し、業界でトップクラスとなった。同プロセスによるウエハー生産能力は現在、月9万~10万枚規模で、第2四半期の2万3,000~2万5,000枚に比べ4倍に達した。
28ナノプロセスによる生産は、中部科学工業園区(中科)台中園区の第15工場(Fab15)が一大拠点となっており、月6万9,000枚まで生産能力が伸びた。第4四半期には13万5,000枚に達する見通しだ。新竹科学工業園区(竹科)と南部科学工業園区(南科)でも同プロセスによる量産が始まった。
TSMCの第3四半期の売り上げは前期と比べ80億~100億台湾元(約212億〜265億円)増加したが、そのうち80%は28ナノメートル技術からの貢献で、生産能力の向上に伴い、業績には追い風となりそうだ。
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