ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

三立電視、国民党立委が出資意向


ニュース 商業・サービス 作成日:2007年11月22日_記事番号:T00003891

三立電視、国民党立委が出資意向


 国民党の蔡正元立法委員は21日、ケーブルテレビ局の三立電視の株式17%を取得する意向を明らかにした。蔡氏は米国資本と組み、香港のエクセルシオール・キャピタルに総額13億台湾元(約43億5,000万円)で三立株の譲渡を働き掛けており、最終的に20%以上の株式取得を目指すとしている。22日付聯合報が伝えた。

 三立電視は夜の政治討論番組「大話新聞」が本土派の視聴者に大人気で、国民党は番組の評判を落とそうと、今月13日に司会の鄭弘儀氏が20年前に国民党に入党した事実を暴露し、視聴者のひんしゅくを買ったばかり。蔡立法委員は、「商業取引であり、交渉がまとまっても役員に就任することはない」と語っているが、反国民党的な報道姿勢に影響を与えようという意図があるとみられている。

 三立電視のオーナー、林崑海氏と張栄華氏は株式の65%を押さえており、蔡氏が出資しても経営権自体に影響はないもようだ。経営側は蔡氏の動きに具体的なコメントはしていないが、特定の政治勢力による出資には難色を示しているとされる。