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7月輸出受注額、マイナス成長5カ月連続に【図】


ニュース その他分野 作成日:2012年8月21日_記事番号:T00038912

7月輸出受注額、マイナス成長5カ月連続に【図】

 経済部が20日発表した7月の輸出受注額は前月比1.2%減、前年同月比4.4%減の359億4,000万米ドルで、5カ月連続のマイナス成長となった。1~7月では2,486億9,000万米ドルで、前年同期比1.4%減だった。21日付工商時報が報じた。

 7月の輸出受注は、製品別では電子製品が85億8,000万米ドルで前年同月比1.9%増となったものの、情報通信製品は89億2,000万米ドルで同5%減となった。▽精密機器(29億5,000万米ドル、同12.4%減)▽基本金属製品(23億2,000万米ドル、同15.5%減)▽化学製品(16億8,000万米ドル、同18.9%減)──は、2けたのマイナス成長を記録した。

 仕向け先別では中国(香港を含む)向けが同5.5%減の91億2,000万米ドル、欧州向けが同4.7%減の62億米ドル、日本向けが同5.4%減の34億8,000万米ドルで、いずれも5%前後の縮小幅となった。

 8月の輸出受注額の見通しについて蔡美娜・経済部副統計長は、7月に米国向けが前年同月比1.4%増の88億3,000万米ドル、東南アジア諸国連合(ASEAN)主要6カ国向けが2.6%増の40億8,000万米ドルとプラス成長に転じたこと、また中国向けも建国記念日(10月1日)連休前の在庫補充により精密機器、電子製品、情報通信製品の受注増が見込めるため、受注額は増加するとの見方を示した。ただ、比較対象の前年同月が好調だったことから、マイナス成長が依然続くとの予測だ。