ニュース 建設 作成日:2012年8月21日_記事番号:T00038914
元大金融控股が20日実施した台北市のオフィスビル物件3件の売却入札は高値での落札が予想されていたが、応札者が現れず入札不成立に終わった。21日付工商時報が報じた。
元大金控傘下の元大国際資産管理、元大宝来証券が共同で実施した今回の入札は、▽三商美邦人寿保険(マーキュリーズ・ライフ・インシュアランス)ビル1棟(建国北路)▽英雄広場の一部フロアー(中華路、西門町商圏)▽全球科技広場一部フロアー(内湖科学園区)──が対象で、最低価格は50億8,000万台湾元(約130億円)だった。17日に西門町の万国ビルを富邦人寿が67億元で落札したことから、元大金控の入札にも10組以上が応札すると予想されていた。
入札不成立について、不動産コンサルティングサービス、瑞普国際物業(REPro)の曽東茂董事長は、▽最低価格が高すぎた▽8月下旬に複数の大型不動産物件入札が控えている▽金融監督管理委員会(金管会)保険局が保険会社の不動産投資の資本還元率を1.875%から2.125%に引き上げる方向で、保険会社が投資に慎重になっている──と分析した。建国北路の美邦人寿ビルは満室で同2.125%を満たすことができるが、ほか2件は空室で借り手探しが必要となる。
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