HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

尖閣問題、馬総統が日台の交渉解決を主張


ニュース 政治 作成日:2012年8月22日_記事番号:T00038933

尖閣問題、馬総統が日台の交渉解決を主張

 馬英九総統は20日、NHKのインタビューに応じ、尖閣諸島(沖縄県石垣市、台湾名・釣魚台列嶼)の領有権問題について、主権は台湾にあるとする立場を改めて強調した上で、日台双方が交渉によって紛争を解決することに期待感を示した。


馬英九総統(右2)が2期目に入ってから日本のメディアのインタビューに応じたのはこれが初めてだ(中央社)

 馬総統は「主権に対する立場は揺らがないが、紛争は棚上げが可能で、平和的、互恵的な方式で共同開発を進めることが可能だ。主権は分割できないが、資源は共有できる」と訴えた。

 これに先立ち、馬総統は今月5日、尖閣問題の平和的解決を目指す「東海(東シナ海)平和イニシアチブ」を提唱しており、今回の発言内容はそれに沿ったものだ。

 一方、馬総統は竹島(韓国名・独島)をめぐる日韓の領有権紛争に触れ、「(日本が)国際(司法)裁判所への付託を提案したが、これも国際法が認めている平和的解決の方式だ。釣魚台(尖閣)問題でもそういう機会があるかもしれない」と述べた。また、台湾が尖閣問題の解決で中国と協力することも改めて否定した。

 このほか、日台の漁業交渉が停滞していることに触れ、「解決できなければ当然多くの抗議行動が起きる。交渉に進展があれば、衝突の恐れは低下する」と述べ、漁業協定の締結に向けた日本側の協力を促した。

 ただ、日台間には外交関係がない上、日本政府は「領土問題は存在しない」との立場を取っており、なおかつ尖閣問題は実質的に日中間の対立であることから、馬総統の発言は影響力が限られるのが現状だ。