ニュース 金融 作成日:2012年8月22日_記事番号:T00038943
中央銀行の最新統計によると、2011年度の同行の利益は2,272億5,000万台湾元(約6,000億円)で前年比20億元以上の増加となった。なお、98年に彭淮南氏が同行総裁に就任して以来の年間平均利益は歴代総裁で最高の1,907億元で、14年間に2兆6,700億元が国庫にもたらされたことになる。22日付工商時報が報じた。
彭総裁が就任した1年目の中銀の利益は874億8,600万元だったが、その後増加の一途をたどり、00年に1,000億元、03年に2,000億元を突破。09年に過去最高となる約3,000億元を記録した。
関係者によると、中銀の利益が2,000億元だった場合、規定に従って一定額を差し引いた後、約1,800億元が国庫に納められるが、政府の財政状況が厳しい際には2,100億元以上に上ったこともあるという。
ただ金融業界関係者は、「中銀による国庫への資金注入は政府歳入の10%を超えており、健全とは言えない」と指摘。同行の利益獲得が困難となった場合、中央政府の財政に深刻な影響が及ぶと警告している。
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