ニュース 電子 作成日:2012年8月23日_記事番号:T00038978
米市場調査会社ICインサイツがこのほど発表した2012年のファウンドリー売上高予測によると、台湾積体電路製造(TSMC)が167億2,000万米ドル(前年比15%増)で他社を大きく引き離して最大手の座を維持するほか、米グローバルファウンドリーズ(GF)が42億8,500万米ドル(同23%増)で聯華電子(UMC)の37億7,500万米ドル(前年同水準)を上回り業界第2位に立つ見通しとなっている。23日付工商時報が報じた。
なお3位予測のUMCは今年、22億米ドルの設備投資を行って設置を進めている新工場が来年量産に入るため、13年度は2位を奪回するとみられている。
一方、急速にファウンドリー事業を拡大し、TSMCが「恐るべきライバル」と評するサムスン電子は、昨年に続く第4位(33億7,500万米ドル)予測となったが、アップルからARMアーキテクチャーのプロセッサーを受注したことで前年比54%増と最大の成長を遂げる見通しだ。
なおICインサイツによると、アップルはサムスンへの依存度を引き下げたいと考えているが、現時点でTSMCの先進プロセスは受注で埋まっているほか、サムスンがアップルに大量のメモリーを優遇価格で供給しているため、短期内に発注先を転換することは難しいとみられる。
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