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李元総統のシンクタンク、「李登輝基金会」に改名へ


ニュース 政治 作成日:2012年8月27日_記事番号:T00039009

李元総統のシンクタンク、「李登輝基金会」に改名へ

 李登輝元総統は25日、自身が主宰するシンクタンク「群策会」を今年末に「財団法人・李登輝基金会」に改名する方針を表明した。今後同基金会を通じて「李登輝図書館」を設立し、台湾における民主化のさらなる推進や台湾主体意識を確立するための教育の場としたい考えだ。26日付中国時報が報じた。


登輝元総統は25日、群策会の資金集めパーティーで乾杯の音頭を取った(25日=中央社)

 李元総統は同日、群策会の資金集めパーティーに出席してあいさつを行い、「群策会は創立11年目を迎え、新たな状況に対応するため、新しい姿に変化する必要がある」と語り、改名を表明した。今後設立する李登輝図書館には群策会のこれまでの成果や李元総統の個人蔵書を収める計画だ。

 李元総統はまた、「台湾市民は経済の先行きに希望を失っているが、その根本的な原因は、『反攻大陸(武力による大陸領土の奪還)』のためリソースをすべて中央政府に集中させた蒋介石時代にある」と指摘。現在も地方は財源不足に悩まされているとして、地方の発展のため、団結して中央政府から権力を奪取すべきだと地方政府に呼びかけた。