ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

「台湾LED照明産業連盟」結成へ、中国・欧州で商機狙う【図】


ニュース 家電 作成日:2012年8月27日_記事番号:T00039024

「台湾LED照明産業連盟」結成へ、中国・欧州で商機狙う【図】

 中国や韓国の発光ダイオード(LED)メーカーが勢力を拡大する中、台湾では半導体分野における強みの発揮およびLED照明産業の統合を目指し、これまで「LED街路灯連盟」として非公式に協力を行ってきたLED照明業界は、年内に公式な業界団体「台湾LED照明産業連盟」を立ち上げる計画だ。同連盟を通じ、中国や欧州での商機獲得を目指す。25日付蘋果日報が報じた。

 台湾LED照明産業連盟には、川上チップメーカーから▽璨円光電(フォルモサ・エピタキシー)▽晶元光電(エピスター)▽隆達電子(レクスター・エレクトロニクス)──、川中のパッケージング(封止)では▽億光電子工業(エバーライト・エレクトロニクス)▽華興電子工業(LEDテック・エレクトロニクス)▽東貝光電科技(ユニティ・オプト・テクノロジー)──、川下の照明器具メーカーでは▽台達電子工業(デルタ・エレクトロニクス)▽康舒科技(アクベル・ポリテック)▽光林電子(レオテック)──といった台湾の主要メーカーが数多く加盟する見通しだ。

 同連盟の会長に就任する童遷祥・工業技術研究院(工研院)緑能所長は、「韓国LED産業は生産額が台湾を超え、脅威となっている」と指摘。「欧米のLEDメーカーは大部分が一貫生産モデルを取っており、韓国も同様モデルに向かう中、台湾は産業内が細分化しているため、連盟を結成して仮想一貫生産方式を取れば競争は可能だ」と語った。