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南亜科技、台プラ4社が296億元支援へ


ニュース 電子 作成日:2012年8月28日_記事番号:T00039055

南亜科技、台プラ4社が296億元支援へ

 28日付経済日報によると、台塑集団(台湾プラスチックグループ)主要4社が、傘下のDRAM大手、南亜科技(ナンヤ・テクノロジー)に対し、計296億台湾元(約775億円)の資金援助を行うもようだ。これにより台プラがDRAM事業から撤退するとの観測が一掃された形だ。

 台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)と台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)は27日、南亜科技に対して74億元の融資を行うことをそれぞれ董事会で決議。台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー)と南亜塑膠工業(南亜プラスチックス)も近く、それぞれ74億元の融資を行うとみられる。

 このほか、台塑石化は同日の董事会で、同じくグループ系のDRAM大手、華亜科技(イノテラ・メモリーズ)に対しても、48億元の融資を決議した。

 イノテラについては、米マイクロン・テクノロジーが2月に筆頭株主となり、さらにこのほど同社台湾法人代表のスコット・ミークル氏が総経理に就任したことを受け、台プラとの主導権争いが注目されているが、これに対して南亜科技の呉嘉昭総経理は「当グループはDRAM事業を放棄しない」と強調した。