ニュース 社会 作成日:2012年8月29日_記事番号:T00039058
台湾の芸術家が結成した「新台湾壁画隊」が8月7日から14日にかけて、東日本大震災の被災地、岩手県大槌町および石巻市で、パネルや建物の壁などに壁画を描いて被災者を支援するという活動を行い、話題となっている。29日付中国時報が報じた。
今回の活動は、阪神・淡路大震災の住宅復興に携わり、災害復興に関して台湾との交流に尽力する垂水英司氏が今年3月、1999年の台湾中部大地震で甚大な被害を受けた南投県埔里の教会で新台湾壁画隊の描いた作品を目にしたことがきっかけとなった。
垂水氏は「壁画隊が日本の被災地でパフォーマンスを行う意義は大きい」と考え、今回の交流を推進したという。
なお今回の大槌町と石巻市での活動は、来年3月に予定される、漫画家・故石ノ森章太郎を記念して建設された「石ノ森萬画館」(石巻市、現在休館中)前広場に仮設小屋を造り、その壁すべてに壁画を描く「白家プロジェクト」のプレイベントで、台湾から8人のアーティストが参加し、石ノ森萬画館臨時事務所や中華料理店の外壁などに鮮やかな絵を描いた。
今回の活動に参加したアーティストの1人、李俊賢さんは、「被害から立ち直る途上にある被災地には、一種の孤独で寂しい雰囲気が漂っており、そのことに影響されていつもより柔和な色使いになった」と話した。
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