ニュース 金融 作成日:2012年8月29日_記事番号:T00039069
国泰金融控股の広報担当者は28日、中国事業を展開する上で、資本提携を目指す候補として、業績基盤のある城市商業銀行(都市商業銀行)を有望視しており、既に交渉を進めていることを明らかにした。29日付工商時報が伝えた。
城市商業銀行とは、信用組合に当たる城市信用社の政策的な合併再編により、各地に設立された銀行で、上海銀行、ハルビン銀行、包商銀行、江蘇銀行、杭州銀行、大連銀行などが知られている。このうち、上海銀と江蘇銀は既に国泰世華銀行と提携関係がある。
国泰金控は今年の株主総会で400億台湾元(約1,050億円)の増資を決議しているほか、グローバル預託証券(GDR)の発行で2億5,400万米ドルの資金を確保しており、中国の銀行への出資に向けた準備を整えている状況だ。ただ、広報担当者は「具体的な交渉相手を明らかにできる段階ではない」としている。
保険業分野では既に中国各地に進出しており、生保の国泰人寿保険は8省に33拠点、国泰産物保険は8省に14拠点を設けている。国泰世華銀行は既存の上海支店に加え、2店舗の開設を申請している。
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