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台湾デジカメ業界、「セル生産」でコスト削減


ニュース 家電 作成日:2012年8月29日_記事番号:T00039074

台湾デジカメ業界、「セル生産」でコスト削減

 台湾のデジタルカメラ受託生産メーカーは、スマートフォンの普及による市場縮小、原材料コストの高止まりを受けて、「セル生産方式」の導入で人件費の圧縮を図っている。29日付電子時報が伝えた。

 セル生産方式とは、1人または少数の作業チームで製品の組み立て工程を完成させるもので、ライン生産方式と比べ、作業員1人が受け持つ範囲が広いのが特徴だ。

 華晶科技(アルテック)は2005年に業界に先駆けてセル生産方式を導入し、既に全ての組み立て工程が同方式に移行している。佳能企業(アビリティ・エンタープライズ)も同方式による生産割合を高めており、年初来工場の人員需要を30%削減することに成功した。

 佳能は「セル生産方式の導入割合は明らかにできないが、引き続き人件費を圧縮し、生産効率を高めていくことが目標だ」と説明した。