ニュース 電子 作成日:2012年8月29日_記事番号:T00039081
台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下のDRAM大手、南亜科技(ナンヤ・テクノロジー)は28日、同社総経理に華亜科技(イノテラ・メモリーズ)の高啓全董事長が就任すると発表した。高・新総経理は、今後1年以内に南亜科技は汎用DRAM市場から撤退し、コンシューマーエレクトロニクス向けメモリー分野での発展を図る考えを示した。29日付経済日報が報じた。
高・新総経理は「当社の月産能力は約5万5,000枚で世界シェアは5%にすぎず、汎用DRAM市場での競争は難しい」と語った。
南亜科技は現在約3,000人の従業員を抱えるが、今後、汎用DRAMの研究開発(R&D)人員はイノテラに移すか、マーケティング部門へ異動させるほか、希望退職を募って削減を進める方針だ。
なお台プラ主要4社の1社、南亜塑膠工業(南亜プラスチックス)は同日、南亜科技の第三者割当増資を引き受け、42億3,600万台湾元(約110億円)を出資すると発表。さらに南亜プラの保有する南亜科技株のうち7億株の譲渡を決めた。南亜科技に新たなパートナーを引き込むことが目的で、米マイクロン・テクノロジーが取得するとみられているが、南亜プラ、南亜科技ともに観測を否定している。
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