ニュース 社会 作成日:2012年8月30日_記事番号:T00039083
キャッシュカードを盗まれ、暗証番号を変更していなかったばかりに、口座に入れていた全額を引き出されてしまうという事件が発生した。
朝食店を経営する張さんは数カ月前に銀行でキャッシュカード発行を申請した。カードを受け取った後、銀行がもともと設定していた暗証番号の「123456」を変更することなく、店内の引き出しに入れっぱなしにしていた。
その後の先月29日、張さんの朝食店に泥棒が入った。張さんは店の中を念入りに確認したが、特に何も盗まれていないようだ。そこで、警察には通報しなかった。
ところが今月21日になって、銀行からの通知を受け取って飛び上がった。銀行口座に入れていたはずの9万6,000台湾元がすっからかんになっていたのだ。張さんはあわてて引き出しをひっくり返し、カードを探したものの見つからない。ようやく盗まれたことに気づいて警察へ通報した。
通報を受けて警察が調べたところ、泥棒が入った7月29日に張さんのカードを使って4回にわたり現金自動預払機(ATM)で現金が引き出されていることが分かった。さらに監視カメラの映像を確認した結果、現金を引き出したのは窃盗の前科がある許宝仁容疑者(45)だと判明し、8月25日に逮捕に至った。
逮捕された許容疑者は、運を天に任せて暗証番号に「123456」と入力してみたところ、思いがけず一発で的中したと語っている。
この事件を受けて警察が呼びかけているように、新しいカードを受け取ったら、面倒臭がらず、すぐに暗証番号を変更した方がよいようだ。
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