ニュース 金融 作成日:2012年8月30日_記事番号:T00039093
製紙大手の永豊餘造紙は、台湾の上場企業としては初めて、オフショア人民元建て社債(点心債)を発行する方針を固め、引受証券会社の永豊証券が金融監督管理委員会(金管会)と接触している。今回の起債は地場銀行のオフショア銀行部門(OBU)向けの発行となる見通しで、発行規模は3億人民元(約37億円)を見込む。30日付経済日報が伝えた。
これに先立ち、金管会は今年7月、上場企業による海外での点心債発行を解禁した。金管会は特にOBUによる点心債への投資を奨励しているが、これまで発行例はなかった。
永豊餘造紙の発表によると、発行するのは3年物点心債で、金利は未定。調達資金は中国法人の設備投資に充てる。今回の起債は発行規模が小さいため、テストケースとしての意味合いを帯びている。
銀行系列の証券会社が債権の引受業務を担当し、OBUが豊富な人民元預金の運用先として全額を購入すれば、企業は起債コストを削減でき、結果的に台湾企業への効率的な資金供給につながるメリットがある。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722