ニュース 社会 作成日:2012年8月31日_記事番号:T00039109
医療関係の月刊誌「康健雑誌」が最新9月号で発表した「2012年健康都市大調査」で、「最も病気になりにくい都市」に▽嘉義市▽台北市▽宜蘭県▽台南市▽高雄市──の5県市が選ばれた。一方、「最も病気になりやすい都市」は▽屏東県▽雲林県▽南投県▽基隆市──の4県市だった。
今回の調査は7月12日〜8月13日に電話によるアンケート方式で実施し、1万4,374人から得た回答を基に、▽健康▽生活スタイル▽環境▽政策の施行状況──の4分野で31項目にわたって評価を行った。
その結果、嘉義市は「生活スタイル」、台北市は「環境の良さ」で最高評価を受けた。宜蘭県は「健康診断の受診促進に最も力を入れている」、台南市と高雄市は「健康に関する施政満足度」が全土1位、2位となった。
一方、マイナス評価を見てみると、台東県、花蓮県は肺結核やエンテロウイルスを原因とする感染症(腸病毒)、インフルエンザといった伝染病の発生率が高く、▽花蓮県▽台東県▽屏東県▽嘉義県▽雲林県▽南投県▽苗栗県▽澎湖県──は、慢性疾患に悩まされる市民が多かった。また基隆市、花蓮県、南投県は自殺による死者が全体の20%を超えた。「常にストレスを感じる」と答えた人の割合は台北市が最高の38.2%で、その他県市の2割強を大きく上回った。
このほか、「毎日野菜と果物を十分摂取している」と答えた比率が最も低かったのは基隆市(14%)、「喫煙率が高い」のは基隆市、花蓮県、台東県、新北市(いずれも22%以上)、「空気が最もきれい」なのは花蓮県、「空気が最も汚れている」のは高雄市。こうして多面的に各都市の「病気のなりにくさ・なりやすさ」が判断された。
今回の調査で「最も病気になりやすい都市」にランクされた南投県や雲林県の衛生局は「高齢者の人口比率が高いにもかかわらず、医療資源が乏しい」として「中央政府のリソース配分が不公平だ」と訴えている。
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