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社子大橋、接続道路未完成に住民不満


ニュース 社会 作成日:2012年8月31日_記事番号:T00039111

社子大橋、接続道路未完成に住民不満

 台北市が基隆河と淡水河の合流地点付近にある中洲状の地区、社子島と北投方面を結ぶ幹線道路として、基隆河に建設した「社子大橋」は橋自体は完成したものの、社子島側で橋への接続道路を建設するための用地買収が完了しておらず、当初予定の年内開通にめどが立っていないことが判明した。31日付聯合報が報じた。

 社子大橋は基隆河にかかる長さ410メートルの斜張橋で、38億台湾元(約100億円)を投じ、2009年5月に着工された。郝龍斌台北市長は今年6月の現場視察時に年内に開通できるとの見通しを明らかにした。しかし、橋の社子島側は接続道路が未着工で、道路がぷつりと途絶えている。このため、橋を通行するには、直角にハンドルを切り、堤防上の道路から上り下りしなければならない状況となっている。

 林世宗台北市議(民進党)は30日、地元住民20人とともに現地で抗議活動を行い、「社子島の住民をだましたもので、このままでは交通安全上問題がある」として市側のお粗末な対応を批判した。