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今年の周年慶セール、大幅還元で不景気打破目指す


ニュース 商業・サービス 作成日:2012年9月3日_記事番号:T00039146

今年の周年慶セール、大幅還元で不景気打破目指す

 1年間で最大規模の百貨店セール、周年慶(創業祭)が今月相次いでスタートする。業界関係者によると、景気が悪く消費者の財布のひもも固くなりがちな今年は、購買意欲を喚起するため、還元率が2008年の世界金融危機以来で最大となる見込みだ。3日付蘋果日報などが報じた。

 業界に先駆けて12日に周年慶をスタートさせる台北101購物中心(ショッピングモール)は、有名ブランドの商品で最大12%還元セール(昨年は最大11%)を実施する。20日スタートの京華城(リビング・モール、台北市松山区)は4,800台湾元(約1万2,500円)の消費で700元相当の現金、食事券などをプレゼントする。これはオープン以来最高の優待条件となる。

 なお百貨店最大手、太平洋崇光百貨(太平洋そごう)は、台北忠孝館の1階化粧品売り場で開業以来最大規模の改装を実施している。

 観測によると、そごう忠孝館化粧品販売は今年、不景気で前年比2%の減収となっており、今月末にリニューアルオープンして周年慶を迎え、過去最大規模の優待セットを用意して業績改善を図るとみられる。なお改装に伴ない忠孝館1階の化粧品売り場には、韓国の雪花秀(ソルファス)など6ブランド(5ブランドが台湾初進出)が新たに出店する。

 また、競争が激化する台中の百貨店市場では、周年慶の実施期間やセール内容を外部に漏らさないよう、情報戦が展開されている。