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中正紀念堂、「大中至正」の文字撤去が決定


ニュース 政治 作成日:2007年11月23日_記事番号:T00003916

中正紀念堂、「大中至正」の文字撤去が決定

 
 行政院文化建設委員会は22日までに、教育部の提案に従い、台北市の台湾民主紀念園区(中正紀念堂)の正面楼門に掲げられた、故蒋介石総統をたたえる「大中至正」の文字と、建物本体の「中正紀念堂」という表示を撤去することを決定した。23日付自由時報が伝えた。

 中正紀念堂を台湾民主紀念館と改称することを目指している民進党政権は、「大中至正」「中正紀念堂」という文字をそれぞれ「自由広場」「台湾民主紀念館」に変更する方針で、12月初めにも作業を開始する構えだ。

 中正紀念堂は今年5月、教育部によって名称が「台湾民主紀念館」に変更されたが、6月に立法院で「台湾民主紀念館組織規定」が否決され、名称変更が無効になった。一方、教育部は中正紀念堂を立法院の承認が不要な「4級機関」に降格した上で再び「台湾民主紀念館」と改名するなど、混乱が続いている。

 国民党や台北市政府は「歴史古跡を破壊するものだ」と強硬に反対しており、なおも曲折が予想される。