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パイナップルケーキ生産額、今年も2けた成長へ


ニュース 食品 作成日:2012年9月4日_記事番号:T00039171

パイナップルケーキ生産額、今年も2けた成長へ

 ウーロン茶に次ぐ人気の台湾土産、パイナップルケーキの生産額が右肩上がりに伸びている。ベーカリーなどで組織する業界団体、台北市糕餅商業同業公会(台北ベーカリーアソシエーション)の張国栄理事長は今年の生産額も前年比1割増えると予測。昨年は250億台湾元だったため、今年は270億元(約710億円)を超えそうだ。4日付工商時報などが報じた。

 台北市糕餅商業同業公会が学会に委託した調査によると、06年にはわずか15億~16億元だったパイナップルケーキの生産額が15倍に膨らんだのは、中国や香港からの観光客増加が大きく貢献した。業界を挙げてコンテスト開催やイベント参加で存在感をアピールした成果でもある。

 8月24~26日開催の台北鳳梨酥文化節(台北パイナップルケーキ文化フェスティバル)は今年で7回目を数え、123店が出店した。特别価格での販売や、手作り体験、パイナップルケーキ職人が4分間で何個作れるかを競う「早作り競争」などが行われ、週末には1日数千人が訪れた。

 張理事長は、パイナップルケーキなど焼き菓子やケーキは昨年ほど原料価格が大幅上昇しておらず、中秋節(旧暦8月15日、今年は9月29日)など贈答用の需要が見込まれるため、見通しを好感している。