ニュース 社会 作成日:2012年9月5日_記事番号:T00039188
台湾が南シナ海の南沙諸島(スプラトリー諸島)で実効支配する太平島で4日、実弾射撃演習が初めて外部に公開され、空軍輸送機で現地入りした立法委員らが見守った。5日付聯合報が伝えた。
実弾演習では120ミリ迫撃砲(中央)などが使用され、実戦さながらの迫力で行われた(4日=中央社)
現地入りしたのは、林郁方、陳鎮湘(以上国民党)、陳亭妃(民進党)の各立法委員。演習は太平島への上陸を試みる仮想敵に対し、迫撃砲などで集中砲火を浴びせ、上陸を阻止する内容。与野党の立法委員らは指揮部前で青天白日満地紅旗を手に記念撮影を行い、台湾の主権をアピールした。
太平島は台湾、中国、ベトナム、フィリピンが領有権を争っているが、中国は台湾の実効支配を事実上黙認している。一方で、南沙諸島では中国とベトナムによる領有権紛争がエスカレートしている。
視察を終えた林郁方立法委員は台北で記者会見し、クリントン米国務長官が4日から5日にかけ、北京で胡錦濤国家主席ら中国指導部と会談し、南シナ海での関係諸国の行動を法的に拘束する「行動規範」策定を求める方針であることに触れ、「南シナ海問題に中華民国(台湾)の参加がなければ、行動規範は虚構同然になる」と主張した。
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