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経営介入でシャープ株価2千円も、鴻海董事長が強気発言


ニュース 電子 作成日:2012年9月5日_記事番号:T00039203

経営介入でシャープ株価2千円も、鴻海董事長が強気発言

 EMS(電子機器受託生産サービス)世界最大手、鴻海科技集団(フォックスコン)の郭台銘董事長は、「鴻海が経営に介入すれば、シャープの株価は2,000円まで上がる」と強い経営参画意欲を示した。5日付経済日報などが報じた。

 郭董事長は「もし金銭だけで解決できるなら1週間以内に当初の条件、1株550円でシャープに振り込む」と語り、シャープの問題は金銭でなく、本業の改善が必須と強調した。

 郭董事長が3日、シャープへの経営介入意欲を明言したことを受け、4日、シャープ株は買いが先行し、前日比23円(12.37%)高の209円で取引を終了、200円台を回復した。値上がり率、出来高、売買代金は東証1部銘柄で首位だった。

 一方、シャープは6月末時点で残高が約3,600億円のコマーシャル・ペーパー(CP)、来年9月に償還期限を迎える2,000億円の転換社債を抱え、鴻海が数百億円出資したところで「焼け石に水だ」とある日本メディアは報じている。