ニュース 政治 作成日:2012年9月6日_記事番号:T00039213
馬英九総統は5日、尖閣諸島(沖縄県石垣市、台湾名・釣魚台列嶼)海域は台湾漁民の昔からの漁場であり、漁民の権益を守る必要上、行政院海岸巡防署(海巡署)は漁業シーズン(例年9〜2月)に毎日護衛のために出動しなければならず、それが主権を守ることだと発言した。5日付聯合報が報じた。
海巡署の船舶が尖閣海域に入った場合、日本側との緊張の高まりが予想されるが、馬総統は「釣魚台の海域問題は海巡署を前線に立たせ、軍は後方に回る。それが長期安定管理の方策だ」と語り、「主権」表明はあくまで海巡署に最大の役割を担わせる考えを示した。
なお、馬総統は明日7日に台湾最北端の離島、彭佳嶼に赴くことになった。その際、尖閣問題の平和的解決を目指す「東海(東シナ海)平和イニシアチブ」に続く新たな談話を発表する予定だ。
日本政府が魚釣島のなど3島を地主の男性から20億5,000万円で購入し、来週契約を行うと伝えられていることに対し、夏季昌・外交部報道官は5日、「中華民国の釣魚台への主権に影響する日本側の一方的な主張や行動は、いかなるものも承認しない」とコメントした。
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