ニュース 運輸 作成日:2012年9月6日_記事番号:T00039218
政府系電車メーカーの台湾車輌が台湾鉄路(台鉄)向けに受注した「EMU800型電車」の製造過程で契約違反があり、トラブルに発展していることが、段宜康立法委員(民進党)の指摘で5日までに分かった。
6日付聯合報によると、台湾車輌はブレーキシステムを発注するに当たり、台鉄の同意なしで、発注先を候補順位1位の独クノールブレムゼから2位のナブテスコ(本社・東京都千代田区、小谷和朗社長)に変更していた。台湾車輌は9月14日までに車両を納入できなければ、契約履行保証金15億台湾元(約40億円)を没収され、経営危機に直面する。
経済部国営事業委員会(国営会)の劉明忠執行長によると、台湾車輌の邱江明総経理は既に契約違反の責任を取る形で免職となり、検察による取り調べを受けている。
台湾車両の鍾明憲副総経理などによると、クノール社は台湾車輌の要求する焼結金属摩擦材料を使用したブレーキを納入するには、3億6,000万元割高になると説明。台湾車両はコストを吸収しきれないと判断し、やむを得ずナブテスコに発注したという。
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