ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2012年9月6日_記事番号:T00039227
鉄筋大手の豊興鋼鉄は5日、鉄スクラップ買い取り価格を1トン当たり300台湾元引き下げ、過去2年半で最低の1万400元(約2万7,000円)とした。豊興の価格引き下げは8月27日から5回連続で、引き下げ幅は累計1,200元、約1割に上る。6日付蘋果日報が報じた。
同社主管は価格引き下げについて、鉄スクラップ業者が価格下落で損失が生じるのを恐れ、在庫消化を急いでいる上、川下メーカーが相場下落を予想し、模様眺めの状態になっているためと説明した。台湾域内の鉄スクラップ買い取り価格が底打ちしたかどうかは、先行きが不透明な国際価格や、域内取引量の動向が指標となると指摘した。
同社は3日、鉄スクラップ買い取り価格を同200元引き下げるのと同時に、鉄筋および形鋼価格も700元引き下げていた。今回の鉄スクラップ買い取り価格引き下げに伴い、市場では今後、鉄筋価格の引き下げもあり得ると予測されている。
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