ニュース 電子 作成日:2012年9月6日_記事番号:T00039232
6日付電子時報が液晶パネル大手、奇美電子(チーメイ・イノルックス)内部関係者の話を基に報じたところによると、奇美電は有機発光ダイオード(OLED)技術の大型パネルへの適用は、良品率および信頼性の向上が難しく、コストも高くなることから将来性を不安視していることが明らかとなった。このため同社は、大型パネルにおいては今後「4K2K」と呼ばれる超高解像度化技術を主力として導入し、50および65インチ製品を開発して「解像度の差別化」を図る方針だという。
「差別化」を経営戦略の中心に置く奇美電は、「サイズの差別化」を目指し、これまで39、50、29インチパネルを投入し、8月には58インチのテレビ用パネルも発売した。現在58インチパネルの良品率は8割に達しており、さらに3カ月以内に9割に上昇する見通しだ。
また「外観の差別化」については超スリムベゼル(枠)、超薄型などに注力して付加価値向上を目指す方針で、現在既に発光ダイオード(LED)バックライト搭載で3D(3次元)映像対応の39、50、65インチ製品でベゼル幅6ミリメートルおよび7.5ミリのシリーズを開発している。
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