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菜食普及で昼食無料化、総経理に絶賛の声


ニュース 社会 作成日:2012年9月7日_記事番号:T00039237

菜食普及で昼食無料化、総経理に絶賛の声

 台湾では宗教的な理由や健康上の配慮から「素食」と呼ばれる菜食料理が広く普及しているが、菜食の普及を目指し、社員食堂を無料化した企業経営者がいる。

 7日付蘋果日報によると、ステンレスメーカー、大成不銹鋼工業(台南市)の謝栄坤総経理(60)は、800人を超える従業員の社員食堂での菜食メニューを無料化。さらに6,000万台湾元(約1億6,000万円)を投じ、冷房完備の社員食堂を建てた。

 メニューは主食が米飯とめんを選択でき、おかずは6種類。調理は台南市内の素食レストランの料理人が担当しており本格的だ。料理は持ち帰りも許されているという。

 同社は3年前から毎週1回、菜食弁当を配布する試みを開始し、昨年は菜食メニューの炊き出しを年108日実施。今年はさらに菜食の全面実施に踏み切った。しかし、工場内が暑過ぎ、食欲がわかない従業員が多かったことから、クーラー付き社員食堂も建設することにしたという。

 最初は「慣れない」という従業員もいたというが、ある女性従業員は「料理も最高で財布にも優しい」と絶賛していた。