ニュース 電子 作成日:2012年9月7日_記事番号:T00039257
奇美集団傘下の偏光板メーカー、奇美材料科技(チーメイ・マテリアルズ・テクノロジー)は6日、同社子会社の奇美視像(チーメイ・ビジュアル)が開発した広視野角偏光板を発表した。この製品はTNパネルの視野角不足を改善することができ、既に日本ブランドの認証を取得、10.1インチのモバイル型パソコン向けに今期から量産を開始しているという。また台湾でもあるパネルメーカーから認証を取得しており、来年量産に入る予定だ。現在の月産能力は7インチ換算で約400万枚。7日付工商時報が報じた。
奇美材料の何昭陽董事長。市場では、鴻海が奇美電の経営権を掌握したことにより、同社との今後の関係に注目が集まっている(6日=中央社)
また奇美材料の何昭陽董事長は、主要顧客の液晶パネル大手、奇美電子(チーメイ・イノルックス)で販売好調の39インチおよび50インチ新サイズパネル向け製品が既に認証を取得し、出荷を開始したことを明らかにした。これにより同社第3四半期は売上高横ばい、第4四半期は増収を見込む。
なお奇美電が今後、部品調達先の再編を行うとの観測が出ており、売上高の9割を奇美電が占める奇美材料への影響が懸念されているが、何董事長はコストの低減に努め、製品の競争力向上を図ると強調した。
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