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作成日：2007年11月23日_記事番号：T00003927
国産実業、中国での生産拡大に１億米ドル
中国でセメント、生コンの上下流一貫生産を進める国産実業が、日産5,000トンのロータリーキルンを湖南省長沙市に２基、福建省龍岩市に１基新設することを計画している。投資額は１億米ドル以上。同社は22日、早ければ年末には工事を開始し、２年後の中国でのセメント生産能力を今年の５倍に当る800万トンに増やすと発表した。
現在国産は、長江三角洲地区（江蘇、上海市、浙江省の15都市を含む長江デルタ地帯）に生コン工場６カ所とセメント工場１カ所を持ち、福建省でも日産5,000トンのロータリーキルン１基を稼働させている。今年はセメントで１億8,000万台湾元（約６億円）、生コンで8,000万元以上の利益が見込まれている。
国産によると、現在福建工場のセメント価格は１トン当たり290人民元（約4,230円）で来年はさらに上昇するとみられ、加えて長沙工場でも今後３年間は供給不足が続く見通しのため、中国での利益は２年後に大幅な増加が期待できるという。23日付工商時報が報じた。
