ニュース 石油・化学 作成日:2012年9月10日_記事番号:T00039275
10日付蘋果日報によると、台塑集団(台湾プラスチックグループ)第6ナフサ分解プラント(雲林県麦寮郷、通称六軽)に台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)と米クレイトンポリマーが合弁で計画している水添スチレン・ブロック・コポリマー(HSBC)プラントの建設が、環境影響評価審査の遅れにより中止となる恐れが出ている。これについて陳宝郎・台塑石化董事長は「先週、クレイトン総裁が計画の進度を確認するため訪台したが、台湾の環境政策が不明で投資リスクが高いと判断しており、これ以上審査が長引けば投資を取りやめる可能性がある」と語った。
陳董事長によると、クレイトンは投資計画に対する審査に18カ月もかけて何の結論も出ていないことに疑問を持っているほか、台湾政府が外資による投資を奨励しながら審査に協力していないと不信感を抱いているという。
またクレイトンは高級プラスチック生産技術に関する特許を保有しており、陳董事長は「独自技術を持つ外資さえスムーズに投資できないのであれば、誰が台湾に投資しようと思うのか」と批判した。
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