ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2012年9月10日_記事番号:T00039279
9日付経済日報によると、義聯集団(Eユナイテッド・グループ)傘下のステンレス最大手、燁聯鋼鉄(YUSCO)の郭中起総経理が8日、メディアの取材に対し、現在、中国・福建省寧徳市で建設中のニッケル鉄合金工場の敷地内に、5億2,000万米ドルを追加投資して年産能力100万トンの省エネルギー型ステンレス工場を建設することで、福建省政府と同日契約書を交わしたことを明らかにした。
寧徳工場は昨年10月31日に着工、投資額は3億4,000万米ドル、敷地面積は127ヘクタール。建設は3期に分けて進められ、第1期は純ニッケルを年3万トンとニッケル鉄合金を年30万トン生産。最終的には純ニッケルの年産量は9万トンを予定しており、同工場全体の年間売上高は180億~200億台湾元(約470億〜530億円)に達すると証券会社はみている。
証券会社はまた、ステンレス生産コストに占めるニッケルの割合は50%以上に上るが、国際ニッケル価格が非常に不安定なため、ニッケルの掌握度がメーカーの市場競争力に深く影響すると指摘。その上で、義聯集団は現在、インドネシアでニッケル採掘事業に乗り出すなど、原料確保に努めて生産コストの低減を図っており、今後の競争で優位に立てるとの見方を示した。
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