ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2012年9月11日_記事番号:T00039301
11日付経済日報は、中国鋼鉄(CSC)が開発したチタン製のねじ用線材が、アップルが間もなく発表するとされるスマートフォン次世代機種(通称・iPhone5)に採用される可能性があると報じた。事実とすれば、CSCの非鉄金属事業にとって画期的な出来事と言える。同線材は10月に量産開始予定とされる。
王錫欽・CSC技術副総経理によると、同社が10億台湾元(約26億円)を投じて華新麗華(WALSIN)と合弁で中国・江蘇省常州市に設立した「中鋼精材」はチタンの応用市場での発展を目指している。同社は積極的に研究開発(R&D)を進めており、既に2.4ミリメートル線材の開発に成功している。
なお一般的な炭素鋼の価格が1トン当たり2万元なのに対し、純チタンは同110万元、「64チタン合金」は同200万元、さらにiPhone5に使用されるねじ用線材は同300万〜400万元と炭素鋼の200倍の価値があるという。
金属工業研究発展中心(金属センター、MIRDC)によると、iPhone5には2.4ミリメートルの64チタン合金ねじが18本使用されるとみられる。iPhone向けねじ用線材は、これまで日韓メーカーが供給してきた。
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