ニュース 社会 作成日:2012年9月12日_記事番号:T00039314
台北市動物保護処は11日、野良イヌや野良ネコを引き取って飼いたいと考えている市民向けに、同処が運営する「動物の家」などで保護されている動物に関する情報を発信するアプリケーション「台北市認養動物APP」の提供を開始すると発表した。同アプリは7月5日〜8月末のテスト運用期間中、約延べ2万人がダウンロード。既にイヌ119匹、ネコ123匹、ウサギ1羽の引き取り先が決まり、飼い主探しがより効率的になっている。
台北市認養動物APPは、より多くの市民に引き取ってもらうことを目指し、動物保護処、台湾動物協会、台北市流浪猫保護協会が共同で作成したもので、米アップルのスマートフォン・タブレット型パコソン向けアプリケーションストア「アップル・ストア」でダウンロードして利用することができる。
動物保護処によると現在、同処および民間保護機関に収容されている350〜360匹のイヌ・ネコ・ウサギに関する情報が登録されている。掲載情報には動物の写真、名前、品種、性別、年齢、性格などが含まれており、ペットを探している市民は自分に合った動物を事前に探すことができる。
同アプリの提供により引き取り手探しがスムーズになったことで動物保護処は、飼い主が決まる動物の割合が昨年の53.4%から今年は60%以上に上昇すると予測している。
ちなみに動物之家に保護された動物は、規定では収容から12日以内に引き取り手が現れなければ安楽死させられることになっている。同施設は、特に狂暴だったり、伝染病にかかっていたりしなければ処分していないと説明しているが、永遠に処分を逃れるというわけにはいかないだろう。
同アプリによってより多くの動物に飼い主が現れることを期待したい。なおアンドロイド版は12月に提供を開始する予定だ。
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