ニュース 電子 作成日:2012年9月12日_記事番号:T00039334
12日付電子時報が筐体(きょうたい)などノートパソコン部品メーカーの話を基に報じたところによると、例年翌年向けの金型開発に関する見積依頼(RFQ)は9月から始まるが、今年は現在のところ顧客の動きが低調で、例年に比べ開発量は20%落ち込む見通しとなっている。これはノートPCブランドおよびODM(相手先ブランドによる設計・製造)メーカーが2013年上半期の需要を慎重視していることを意味し、10月に発売されるマイクロソフト(MS)の新OS(基本ソフト)「ウィンドウズ8(Windows 8)」がもたらすとされるPC買い替えブームが、期待されるほど盛り上がらない可能性が出ている。
ODMメーカーの8月売上高はいずれも前月比でマイナスとなった一方で、宏碁(エイサー)、華碩電脳(ASUS)といったPCブランドは増収となった。これはブランドが依然在庫消化を進めており、現在受託メーカーへの発注意欲が落ち込んでいることを示す。
ODMメーカーは「ウィンドウズ8効果」による出荷増が9月から始まって第4四半期まで続き、来年第1四半期の落ち込みも例年に比べ小さいとの予測を示していたが、現在の部品メーカーへの金型依頼状況からみると予測の下方修正が必要となりそうだ。
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