ニュース 電子 作成日:2012年9月12日_記事番号:T00039335
12日付経済日報が11日付産経新聞の報道を基に伝えたところによると、鴻海科技集団(フォックスコン)は、出資交渉中のシャープに対し、IGZO(酸化物半導体)液晶技術の供与を要求しているが、最新技術の外部流出を恐れるシャープ側がこれに難色を示しており、交渉遅延の要因となっているようだ。
また日経新聞の報道によると、鴻海は中国・四川省成都に新設する中小型液晶パネル工場にIGZO技術を導入したい考えとされる。
日本メディアの度重なる報導に対し鴻海広報部はこれまでに、「当面、(シャープとの出資交渉に関する)コメントを控える」と表明。ただ、「今後は関連情報をホームページで定期的に公表することを検討する」と述べている。
シャープは現在、世界で唯一IGZOパネルの量産に成功したメーカーで、今年4月から三重県の亀山第二工場で関連製品の生産を開始している。
IGZO技術は、従来技術に比べ解像度を4倍近く向上させる一方で、消費電力は3分の2に抑えられることからアップルが「iPhone」、「iPad」、「Macbook」といった製品に採用している。
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