ニュース 石油・化学 作成日:2012年9月13日_記事番号:T00039356
ナフサ分解プラントの操業に欠かせないナフサの価格が、直近で10%上昇し1トン当たり1,003米ドルと4年半ぶりの高値を付けている。台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下、台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)や台湾中油(CPC)は、コスト上昇でエチレンなど関連製品の販売で赤字を被る恐れが生じている。13日付経済日報が報じた。
CPCの主管は、米国が追加の金融緩和措置の可能性を示唆したことによる原油価格上昇や、インドの製油プラントでの年次検査による原材料供給の減少をナフサ価格値上がりの要因として指摘した。同社は第4ナフサ分解プラント(エチレン年産38万5,000トン)および第5ナフサ分解プラント(同50万トン)で5%の減産に踏み切っており、赤字幅を縮小させたい考えだ。
一方、台塑石化は、安全検査中の第2工場(同103万トン)の再開延期の可能性を明らかにした。
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