ニュース 電子 作成日:2012年9月13日_記事番号:T00039361
台湾積体電路製造(TSMC)の研究開発(R&D)に携わった元幹部の梁孟松氏が、韓国サムスン電子のファウンドリー事業の研究開発担当副社長に就任したことに関連し、智慧財産法院(知的財産裁判所)が下した営業秘密漏えい禁止仮処分について、同法院はこのほど、処分を不服とする梁氏の抗告を棄却した。13日付工商時報が伝えた。
梁氏は抗告に際し、TSMCが主張する技術、研究開発担当者の名簿は営業秘密には当たらず、TSMCが重大な損害を受けたとの主張には納得できないとした上で、問題の情報は公開情報であり、法律が定める営業秘密には当たらないと主張していた。同法院は先月30日、梁氏の離職前にTSMCが項目を列挙して秘密保持協定を結んでいた点などを挙げ、梁氏の主張を退けた。
梁氏は抗告棄却に不服の場合、再抗告を行うことが可能だ。同法院は梁氏の営業秘密侵害について、近く正式な訴訟手続きに入る。梁氏は転職前、TSMCで最先端の製造プロセスの研究開発を担当していた。
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