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尖閣に巡視船派遣、「単なるショー」と批判も


ニュース 政治 作成日:2012年9月14日_記事番号:T00039369

尖閣に巡視船派遣、「単なるショー」と批判も

 尖閣諸島(沖縄県石垣市、台湾名・釣魚台列嶼)の領有権をめぐり、関係各国・地域間の緊張が高まる中、同島の主権を主張する活動家から台湾政府に対し「弱腰」との批判が出ている。行政院海岸巡防署(海巡署)は13日、「台湾の漁民を守る」との名目で、メディア記者らを乗船させ、同海域に巡視船2隻を派遣した。ただ、巡視船は尖閣諸島から49カイリ(約88キロメートル)まで接近した時点で折り返し、同乗した記者が島の姿を目にすることはなく、活動家は「ただのショーだった」と非難している。14日付蘋果日報が報じた。


李茂栄・海巡署海洋巡防総局副総局長は「われわれは主権を守るため毎日巡視船を派遣する」と語った(13日=中央社)

 海巡署の巡視船「和星艦」と「花蓮艦」は13日午前7時ごろ基隆港を出発。その後、海上で演習を行った後、午前11時ごろ、尖閣諸島の南西58カイリで漁船6隻に遭遇した。しかし尖閣海域における漁業シーズンは4〜8月のため、それ以上先に台湾の漁船を発見することはなかった。

 なお巡視船に同乗した林源吉・宜蘭県蘇澳区漁会(漁協)元理事長は、「日本は横暴だ」と批判、漁船を集結させて尖閣諸島に向かい漁労活動を行う計画を進めていることを明らかにした。