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作成日：2007年11月23日_記事番号：T00003937
奇美電、北越にＬＣＭ工場設置へ
奇美電子（ＣＭＯ）の何昭陽総経理は22日、ベトナム進出を進めている仁宝電脳工業（コンパル・エレクトロニクス）、鴻海精密工業など下流顧客の要望に応じ、同国北部に液晶パネルの後工程モジュール（ＬＣＭ）組立工場を設置する方針を表明した。投資額は数十億台湾元（10億元＝約33億5,000万円）に上り、ベトナム国内で初のパネルモジュール工場となる。来年に土地整備を開始する予定だ。
何総経理によると、人材やコストの面で大きな成果を上げている中国の寧波、南海両工場の拡充が来年の重点となるが、中国での生産コストは今後徐々に上昇すると見ている。ベトナムは人材、税金、土地などの条件が中国よりも優れており、さらに重要な顧客がベトナム進出を進めていることから、同社もベトナム進出は不可欠と判断したという。23日付経済日報が報じた。
何総経理はまた、協力メーカーと共にベトナムに一大パネル製造エリアを建設したいとの意向も示した。
