ニュース 社会 作成日:2012年9月17日_記事番号:T00039393
大卒者の就職難が深刻化する中、量販店最大手のカルフール(家楽福)が来月の沙鹿店(台中市)開店を控え、先週末に従業員を募集したところ、応募者400人余りの中に修士課程修了者が10人含まれていた。応募条件は高級中学(高校)卒以上、月給が月2万5,000台湾元(約6万7,000円)というポストで、採用担当者を驚かせている。17日付蘋果日報が伝えた。
店側は結局修士卒の5人を採用した。求職者の多くは「仕事が見つからない。仕事さえあれば御の字だ」と話している。
カルフールの採用担当者は「今回募集した従業員の選考基準は、仕事への情熱と態度で、学歴による加点はほとんどない。採用後に店頭販売、商品補充などの訓練を受け、態度が真面目ならば1〜2年で課長に昇進し、給与も大幅アップする」と説明した。
修士卒が「らしくない」職場に就職する例は今や珍しくない。求人サイト「1111人力銀行」の広報担当者は「大学が多過ぎ、修士卒も過剰だ」と指摘した。教育部によると、昨年の修士課程修了者は6万人に達した。
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