ニュース 社会 作成日:2012年9月17日_記事番号:T00039394
豪州で肉体労働に従事する一流大学の卒業生が少なくない実態から大学やワーキングホリデー(ワーホリ)の意味を問い直す社会的議論を呼んだ経済誌『今周刊』の報道を受け、記事に登場した国立清華大学の経済系(経済学部)卒業生(27)に17日付蘋果日報が独占インタビューを行い、「元銀行員だが台湾の給与水準は低すぎる。若者は自分の生活さえ支えられない」との生の声を紹介した。
インタビューでこの卒業生は、奨学金30万台湾元(約80万円)を返済しなければならず、銀行の資金運用担当者として月給4万台湾元(約10万円)で2年間勤めたが、家賃、交通費、食費、両親への仕送りを差し引くと月1万元しか貯まらなかったと語った。一方、豪州ワーホリでは稼げる仕事を選んで毎日出勤し、月平均3,000豪州ドル(約25万円)の収入を得て、生活費を引いた6万2,000元が貯金に回せると指摘。確かに仕事は以前より大変だが、労働力さえ提供すれば精神的なストレスは少なく、2倍以上稼げて価値があると話した。
同じ食品加工工場で働く台湾人によると、この卒業生の仕事は羊肉の包装で、出荷先のスーパーマーケットによって皮をはぐ必要があれば、皮をはいで洗浄することもあるというものだ。
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